呼吸するリベラル工法の家 → 黒カビとは

カビにおける細部の構造は、肉眼では非常に見えづらく、色によって名前を呼ばれるケースが多々あります。
『黒カビ』も黒っぽく生えてくるカビの総称で、以下のいくつかの属性があります。

菌名 特徴や毒性 生息域
クラドスポリウム 黒く斑点状に増殖
防カビ剤が効きづらい
呼吸器系アレルギーを引き起こす原因菌(小児喘息の1番の原因)
風呂、トイレの壁、
タイル目地、
ビニールクロス、
エアコンや加湿器の内部、シーリング材やモルタルなど



アスペルギルス
フラバス
斑に色々な色に変化
呼吸器系アレルギーの原因菌
コウジカビやクロコウジカビなどもこれに含まれる
特にフラバスは肝臓ガンを引き起こす『カビ毒』(※1)を生成し非常に危険

食品、飼料のほか
畳やカーペットなど広く分布している


アルテルナリア 気管支喘息や肺臓炎の原因菌
抗カビ剤が効かない
塗装面、ビニールクロス、プラスチック、接着剤など
ホースやシャワーカーテン、風呂場のすのこなどに繁殖




ペニシリウム 主に青緑色の点が特徴
カビ毒を生成する
200種類もの亜種がある
食品類のほか、押入れや畳などいたるところに生息。
パンや餅などはこの種が多い

※1『カビ毒』……カビにはカビ毒といわれる毒性があります。
結核などは細菌が原因で引き起こされる疾病ですが、カビ毒が原因で引き起こされるものを【真菌症】といい、真菌症の場合 抗生物資が効かないため、死に至ることもあります。

家庭内で起こるアレルギーも、カビ毒が原因の場合があります。
カビ毒が発生した食品などを食べることにより、真菌中毒症を引き起こし、肝臓や腎臓の機能障害や発ガン因子になる場合があるので注意が必要です。

【住宅におけるカビ】

 通常、室内には20〜30種類のカビが存在しています。
全てのカビが人体に悪影響を与えるものではありませんが、その種類や数によっては喘息やアレルギー疾患の原因になるので十分な注意が必要です。

住宅においてカビを放置しておくと、腐朽菌が増殖し、家の土台や柱を腐らせる原因になります。
根本的な対策としては、カビの発生を抑える環境づくりが必要不可欠になってきます。

カビの好む条件としては カビの好む条件としては……
温度は20度〜30度
湿度は70%〜80%以上
直射日光ではないところ etc‥

とりわけ冬は室内を暖房・加湿しますのでカビにとっては好条件です。さらに夜間は外気温が下がり、室内との温度差により、壁や窓周辺は結露しやすくなります。
この水分がカビの発生原因になります。

≪空気の循環が重要です≫

  最近の住宅は良質の窓サッシの普及に伴い、隙間風などがなくなりました。省エネルギーとしては非常に良いことですが、同時に住宅では換気量が著しく低下しています。
特に高気密住宅はかつての家とは異なり、湿気が入ると自然には抜けにくく、その為の24時間換気の役割も住まい手側の理解が不十分な場合があります。
こうした換気の重要性などの説明についても、我々住宅会社が果たすべき役割だと考えています。